ナイキ エアマックス90 “レーザー” オリジナル

ナイキ エアマックス90 “レーザー”
ナイキ エアマックス90 “レーザー” NIKE AIR MAX 90 “LASER” アッパーに特徴的なシルエットを描いた一足。AIR MAX 90(エアマックス90)をベースに、緻密なパターンをレーザー加工で刻み、木目調の味わい深いデザインに。歴代のアイコニックな風合いはそのままに、どこか高級感を漂わせるデザインに仕上がっている。 #nike #ナイキ #エアマックス #エアマックス90 #SNKRS サイズ:US10(28.0㎝) 状態:新品、未使用 備考: すり替え防止のため返品はお受け致しかねます。 また、返金、交換についても対応できません。 実店舗での併売アイテムの為、在庫切れの可能性ありますのでその際はご了承下さい。 交渉中、交渉後でも早い者勝ちになります。 時間を指定して価格変更します。
 2004年に世界文化遺産に登録された熊野古道。神仏習合の信仰を集めた和歌山県の熊野三山(新宮市の熊野速玉大社、田辺市の熊野本宮大社、那智勝浦町の熊野那智大社)に詣でる多くの人たちが歩いた六つの道だ。その一つ、伊勢神宮(三重県伊勢市)と熊野三山を結ぶ「伊勢路」を約4時間かけて走破するバス路線があるの
ヒノキ林の中に石畳が続く馬越峠の道。熊野古道伊勢路の中で最も人気の高い峠道だ=三重県紀北町で2022年10月8日午前11時44分、斎藤良太撮影 拡大
ヒノキ林の中に石畳が続く馬越峠の道。熊野古道伊勢路の中で最も人気の高い峠道だ=三重県紀北町で2022年10月8日午前11時44分、斎藤良太撮影

 2004年に世界文化遺産に登録された熊野古道。神仏習合の信仰を集めた和歌山県の熊野三山(新宮市の熊野速玉大社、田辺市の熊野本宮大社、那智勝浦町の熊野那智大社)に詣でる多くの人たちが歩いた六つの道だ。その一つ、伊勢神宮(三重県伊勢市)と熊野三山を結ぶ「伊勢路」を約4時間かけて走破するバス路線があるのをご存じだろうか。かつて「お伊勢参り」を終え、巡礼装束に身なりを改めた旅人が、いくつもの険しい峠を越えて霊場を目指した祈りの道を「バス旅」でたどってみた。

路線バスは1日3往復運行

「道の駅奥伊勢おおだい」で最初の休憩停車をした「熊野古道ライン」。熊野発松阪行きバスとすれ違う=三重県大台町で2022年10月8日午前9時56分、斎藤良太撮影 拡大
「道の駅奥伊勢おおだい」で最初の休憩停車をした「熊野古道ライン」。熊野発松阪行きバスとすれ違う=三重県大台町で2022年10月8日午前9時56分、斎藤良太撮影

 10月8日午前8時35分、三重交通バス「熊野古道ライン」は松阪駅前(三重県松阪市)を定刻通り出発した。乗っているのは記者を含めて7人。しばらく市街地を走る。頻繁に停留所で止まり、乗客が乗り降りする。地域住民にとっては重要な生活の足になっているようだ。やがて市街地を抜け国道42号に入ると、周囲にのどかな田園風景が広がった。

 三重県中部に位置し、和牛の最高級ブランド「松阪牛」で知られる松阪市。そこから、和歌山県に接する熊野市まで南へと走る熊野古道ラインの正式名称は「松阪熊野線」だ。1日3往復運行されている。松阪、多気、大台、大紀、紀北、尾鷲、熊野と三重県内の3市4町を通り、終点の三重交通南紀営業所(三交南紀)までの走行距離は約130キロ、停留所は約120カ所。高速道路を使わないバス路線では、奈良交通の「八木新宮線」(奈良県橿原市―和歌山県新宮市)に次いで本州2位の距離と数を誇る。

 沿線には、熊野古道伊勢路ゆかりの史跡や石畳が残る峠道、さらには、伊勢神宮内宮の別宮、瀧原宮(たきはらのみや、大紀町)▽三重県立熊野古道センター(尾鷲市)▽奇岩が続く絶景が人気の世界遺産・鬼ケ城(熊野市)――といった観光スポットがたくさんある。最近はバス愛好家からも注目されている。

 三重交通によると、熊野古道ラインの前身は、松阪から熊野方面を結んで1970年に運行開始した「南紀特急バス」だ。何度か運行区間や経路などの変更を経て、18年10月から沿線住民、観光客双方の利便性向上を図って現在の形に。専用の大型ノンステップバス3台も導入された。見た目は都市部でも走る典型的な「中乗り前降り」の路線バスだが、座席は長旅でも疲れないよう背もたれが高く、ドリンクホルダーやWi-Fi(ワイファイ)、スマートフォンを充電できるUSBポートも備えている。車内にトイレはないが、途中2カ所で休憩するため、心配はなさそうだ。

バス愛好家にも人気

 松阪を出発してから約1時間。バスは「道の駅奥伊勢おおだい」(大台町)で十数分間、休憩停車した。熊野発の松阪行きバスとすれ違う。道の駅は大台町役場に隣接していて、ここで数人が降り、乗客は記者と大阪府羽曳野市から来た男性(46)の2人だけになった。

荷坂峠を下った「熊野古道ライン」は熊野を目指して海沿いをひた走る=三重県紀北町で2022年10月8日午前10時53分、斎藤良太撮影 拡大
荷坂峠を下った「熊野古道ライン」は熊野を目指して海沿いをひた走る=三重県紀北町で2022年10月8日午前10時53分、斎藤良太撮影

 近鉄電車で松阪まで来てバスに乗ったこの男性は、尾鷲、熊野両市の境界付近の熊野古道を歩くという。松阪から3時間以上もバスに乗ることになるが「鉄道や高速バスを使うと乗り換えが必要。でも、このバスなら熊野古道の入り口近くに止まってくれるので、便利だから」とのこと。山歩きが好きで、数年前にもこの路線を利用したそうだ。全国有数の長距離路線でバス愛好家にも人気だと伝えると「そんなに有名なんですか? 知りませんでした」と驚いた表情を見せた。

 大紀町に入り瀧原宮を過ぎると、バスは曲がりくねった坂を上り始めた。かつて伊勢国と紀伊国の境界だった荷坂峠(標高241メートル)だ。徒歩で熊野古道をたどっての峠越えなら難渋しただろうが、バスはエンジンをうならせながら難なく越えていく。

 峠のふもとにある長いトンネルを抜けると紀北町に入った。つづら折りの急な坂道を下る。車窓の向こうに熊野灘が垣間見える。坂を下りきったバスは海沿いの道をひた走り、「海山バスセンター」(紀北町)で2度目の休憩をした。松坂駅を出てから、ここまで約2時間半。熊野まで、まだまだ先は長い。

ヒノキ林に囲まれた石畳

世界文化遺産に登録された熊野古道・馬越峠の入り口にある「鷲毛」バス停。記者もここで途中下車=三重県紀北町で2022年10月8日午前11時33分、斎藤良太撮影 拡大
世界文化遺産に登録された熊野古道・馬越峠の入り口にある「鷲毛」バス停。記者もここで途中下車=三重県紀北町で2022年10月8日午前11時33分、斎藤良太撮影

 記者は海山バスセンターの次の停留所「鷲毛」で海沿いの国道を行くバスからいったん降り、紀北町と尾鷲市の境にある実際の熊野古道の馬越(まごせ)峠(標高325メートル)を歩いて越えることにした。バス停は峠道の入り口にある。

 ヒノキ林の中を通る道には、自然石を敷き詰めた石畳が今も残り、「熊野古道の中で最も美しい」スポットとして知られている。ただ、長年多くの巡礼者が踏みしめて摩耗したためだろうか、石畳の表面は滑りやすく、傾斜はきつい。車の移動に慣れた現代人にとっては立派な「登山」。歩く時はトレッキングシューズを履くなど、低山を登れる程度の装備で臨むのがおすすめだ。

ヒノキ林の中に石畳が続く馬越峠の道。熊野古道伊勢路の中で最も人気の高い峠道だ=三重県紀北町で2022年10月8日午前11時43分、斎藤良太撮影 拡大
ヒノキ林の中に石畳が続く馬越峠の道。熊野古道伊勢路の中で最も人気の高い峠道だ=三重県紀北町で2022年10月8日午前11時43分、斎藤良太撮影

 2キロにわたって続く石畳の道は、幅が一間半(約2・7メートル)ある。江戸時代、紀州藩の殿様が乗るかごを横向きで運べるように整備されたと言われている。

 1時間ほどで馬越峠に着いた。木立に囲まれた峠には木製のベンチがいくつも置かれており、休憩する登山者に交じって記者もここで一息ついた。木立のせいで展望はいまいちだが、日差しを遮ってくれるので、夏場の休憩場所としては最適だろう。

ベンチなどが整い、休憩に最適な馬越峠=三重県紀北町で2022年10月8日午後0時26分、斎藤良太撮影 拡大
ベンチなどが整い、休憩に最適な馬越峠=三重県紀北町で2022年10月8日午後0時26分、斎藤良太撮影

 馬越峠には明治時代の中ごろまで、熊野古道を行き交う巡礼者や旅人をもてなす茶屋があったそうだが、今は跡形もない。ただ、江戸末期の俳人、可涼園桃乙(かりょうえんとういつ)をしのんで1854年に建立された石碑が残されており、往時をしのばせる。近江国出身の桃乙は、52年に熊野巡遊の旅に出た際、尾鷲周辺に1年間ほど滞在し、俳句の指導をした。石碑に刻まれた句「夜は花の上に音あり山の水」は、馬越峠道の途中にある地蔵尊で詠んだと伝えられている。

 足元を確かめながら2キロほどの道を慎重に下ること約1時間。峠を越えて尾鷲市側のバス停にたどり着いた。

再びバスで終点へ

 再びバスに乗って、終点の三重交通南紀営業所(熊野市)を目指す。バスが走る国道42号は、地図で見ると海沿いを通っているため、平たんな道をイメージしていた。ところが違った。海岸まで山が迫る地形が続いていて、バスは山中の峠道を行き、上ったり下ったりを繰り返す。

地盤の隆起と風、波によって造り出された世界遺産・鬼ケ城。国天然記念物にも指定されている=三重県熊野市で2022年1月15日、斎藤良太撮影 拡大
地盤の隆起と風、波によって造り出された世界遺産・鬼ケ城。国天然記念物にも指定されている=三重県熊野市で2022年1月15日、斎藤良太撮影

 熊野灘の荒波による浸食と、地震による隆起でできた奇岩が広がる熊野市の絶景スポット「鬼ケ城(おにがじょう)」。志摩半島から続くリアス式海岸の最南端にある長さ1キロの「自然の芸術」も、熊野古道とともに世界遺産に登録された。平安時代初期、征夷大将軍・坂上田村麻呂が、この地に隠れて熊野の海を荒らし回り、鬼と恐れられた海賊・多娥丸(たがまる)を征伐したとの伝説が残る。

 鬼ケ城のそばにある松本峠(標高135メートル)を越えてトンネルを抜けると、砂浜が果てしなく続く「七里御浜」が目の前に広がった。これまでとは違って、なだらかな道が続く。この熊野、御浜、紀宝の三重県3市町にまたがる全長22キロの「日本一長い砂礫(されき)海岸」も、熊野三山を目指す巡礼者たちが歩いた熊野古道の一部だ。熊野川の上流から運ばれ、熊野灘の荒波に磨かれた「みはま小石」はアクセサリーにも使われている。

約20キロ続く七里御浜。熊野古道の一部として世界遺産に登録された=三重県熊野市で2022年1月15日、斎藤良太撮影 拡大
約20キロ続く七里御浜。熊野古道の一部として世界遺産に登録された=三重県熊野市で2022年1月15日、斎藤良太撮影

 この浜には5月から8月にかけて、アカウミガメが産卵のため上がってくる。バスに揺られながら、真っ暗な浜辺で卵を産むカメの姿に思いをはせる。終点まであとわずかだ。【斎藤良太】

三重交通・松阪熊野線(熊野古道ライン)

熊野古道ライン 拡大
熊野古道ライン

 <松阪駅前発>平日・7時42分、12時、16時15分▽土日祝日・8時35分、12時、15時半<三交南紀発>平日・5時半、7時36分、13時20分▽土日祝日・5時半、7時、13時20分。<運賃>松阪駅前―三交南紀2650円。

 詳しくは、三重交通ホームページ(https://www.sanco.co.jp/shuttle/nantoku/)。

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